関節が変形してきた気がします。どうしたらいいでしょうか?
関節の変形がみられる場合、関節リウマチの炎症が長く続いた結果である可能性があります。まずは主治医に相談し、治療内容の見直しや強化を検討してもらいましょう。進行を食い止めるために、薬剤の調整に加えてリハビリ療法を行うことがあります。変形が高度な場合には、整形外科的手術で機能改善を図る選択肢もあります。 関節リウマチでは炎症が続くと骨が侵食され、関節の変形を起こすことがあります
。近年の治療で変形まで至る患者さんは減りましたが、もし変形が始まっていても、治療を諦める必要はありません。症状に合わせて薬を変更・追加し炎症を抑えることが最優先です。また、こわばりで可動域が落ちた関節に対してはリハビリで筋力や動きを改善し、日常生活指導により、誤動・過動による機械的な負担による変形も予防します。手指の腱断裂や重度の変形には手術的治療(人工関節置換など)で痛みや機能を改善できる場合もあります。