薬の種類が多くて分かりません。どう選べばいいですか?
リウマチの薬には痛みを和らげる薬、炎症を抑える抗リウマチ薬(csDMARD)、さらに生物学的製剤(bDMARD、bsDMARD)やJAK阻害薬(tsDMARD)など多くの種類があります。
治療薬の選択は患者さん一人ひとりの病状に合わせて医師が提案し、患者さんと相談の上で決定します。基本的には、まずメトトレキサート(MTX)などの従来型DMARDを用いて、それで効果不十分なら生物学的製剤やJAK阻害薬を追加・変更するという流れが一般的です。 患者さんによって病気の活動性や生活背景が異なるため、「この薬が絶対」というものはありません。主治医は最新のガイドラインやこれまでの経験を踏まえて複数の選択肢を提示してくれるでしょう。例えば「なるべく注射は避けたい」などの希望があれば遠慮なく伝えてください。治療の基本は患者さんの合意のもとに進めることです。薬の効果だけでなく副作用や通院間隔、費用も考慮しながら、納得できる薬を一緒に選んでいきましょう。