痛みがなくなっても、元のように動けないのはなぜですか?
痛みが治まった後に動かしにくさが残るのは、炎症による関節や筋肉のダメージが影響している可能性があります。
リウマチの炎症で関節の構造が傷んだり、痛みで長期間安静にしていたことで筋力が低下したり関節が硬くなっていることが原因です。 関節リウマチでは、炎症が強いときに関節を動かさないようにしていた結果、周囲の筋肉が痩せたり関節包や腱が硬縮して可動域制限が残ることがあります。また、炎症による軟骨や骨の破壊が起きていた場合、痛みが消えても関節の変形や摩耗によって以前のようなスムーズな動きができないこともあります。こうした場合、リハビリテーション(運動療法)が重要です。ストレッチや筋力トレーニングで弱った筋肉を強化し、関節の柔軟性を高めることで徐々に可動域を回復させます。
主治医や理学療法士と相談し、無理のないリハビリ計画を立てて取り組みましょう。