リウマチが良くならない方へ

treatment

治療しているのに、リウマチが良くならない。痛みや、だるさで日常生活を思うように送れないのに、かかりつけの先生にはリウマチだからしょうがない、痛み止めで我慢しなさいと言われてしまう。これでは大変つらい日々だと思います。きっと今より良くなる方法はあります、考えてみましょう。
関節リウマチではなくて、実は関節リウマチ以外の病気である患者さんもいらっしゃいます。自分の病気が関節リウマチではなく他の病気であればその治療をすれば良くなります。そのため、最初に関節リウマチであることを確認(鑑別診断)しなくてはなりません。

今までのリウマチ治療を振り返ってみましょう

関節リウマチで間違いなければ治療を工夫してもらい、強化していくことを考えましょう。また関節リウマチの治療には、関節リウマチ以外の病気を合併しているかどうかも重要なポイントです。ご自分の今までのリウマチ治療は積極的に行ってきたでしょうか?

リウマチ治療ガイドライン

  1. 一般的なリウマチの飲み薬
  2. 生物学的製剤の注射
  3. JAK阻害薬

治療の方法は三段階で考えられています。半年程度で良くならなければ次の段階にステップアップすることが推奨されています。

治療が同じときは?

同じ治療をしている、あるいは薬の量が変わらないまま、といったときには治療方法を変えたり、薬の量を変える。そんな工夫がまだあるはずです。
理由があって治療を変えられないこともあろうかと思いますので、こうしたことも含めて主治医の先生とよく相談してみてください。
聞きづらい時には看護師さんに橋渡し役をお願いすることなども良いかと思います。先生任せにしないことも大切です。積極的に治療の段階をステップアップすると良くなることが多いです。
治験に参加してみると、よくなるきっかけになることもありますので選択肢の一つです。
リウマチリハビリテーションを行うことも痛みを和らげる鎮痛効果と炎症を和らげる作用があり、体が動きやすくなります。毎日を過ごしやすくするための日常動作のアドバイスや暮らしを補助する装具も役に立ちます。リハビリテーションはリウマチの治療の一つです、積極的に取り入れてみてください。

自分でできることは?

日常生活の工夫としては、睡眠はリウマチに思いのほか影響を与えますので、よく眠れないときは主治医に相談してください。食事の工夫や歯周病ケア・口腔ケアも良い効果があることがわかっています。

些細なことのように思いますけれども、人と話し触れ合う、体を伸ばす、少し動いてみる、自分が楽しいと感じる時間を大切にしてみることで症状が軽減する場合があります。こうしたことは日々の暮らしの中ではとても大事なことです。自分の身の回りの小さな幸せに目を向けることで、思いがけないほどリウマチが変わっていくことを実感する方も多いです。 

つらい毎日で「リウマチだから もういい」と、あきらめそうになった時、我々医療スタッフやご家族があなたを支えることができる存在だということを思い出していただけると幸いです。

電話予約
LINE予約LINE予約
WEB予約WEB予約