乾癬性関節炎

rheumatism

乾癬性関節炎ってなに?

乾癬性関節炎は乾癬という皮膚疾患に関節炎を合併した疾患です。
関節リウマチと異なり、アキレス腱などの付着部に炎症を起こすことや、指全体が腫れる指趾炎を呈することが特徴です。また、関節リウマチではあまり起こらない遠位指節間関節(いわゆる第一関節)に痛みや腫れを伴うことがあります。その場合は多くの場合は爪乾癬を併発します。
また、強直性脊椎炎と同様に仙腸関節や脊椎の病変により頸部痛や腰背部痛を生じることがあります。

乾癬性関節炎

こんな時もしかしたら乾癬性関節炎?

すでに乾癬と診断されている方が関節痛や腰背部痛が生じた場合は、乾癬性関節炎の可能性を考えます。付着部炎はアキレス腱以外に、肘(上腕骨外側上顆付着部)、膝(膝蓋腱膝蓋骨付着部)に高頻度に生じます。特にテニス肘と診断されて治らない場合は、乾癬性関節炎を可能性の一つとして考慮すべきです。

乾癬と診断されたことがない場合、原因不明の関節痛や指の腫れ(指趾炎)が生じ、リウマチの検査(リウマチ因子、抗CCP抗体)が陰性であった場合は、乾癬性関節炎の可能性も考えて乾癬の有無を確認します。乾癬は頭皮(特に後頭部)、耳介の後ろ、臀部など、自分で確認出来ない場所に生じることが多いです。また、脇、乳房下、臍、陰部のように、外から分からない場所に生じることもあります。

※月曜日AMPM、木曜日AMPM、金曜PM、土曜PMに八子先生、和田先生が担当いたします。

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