早めの受診が大切!関節の痛み・違和感を感じたら

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指や膝などの関節に痛みや違和感を覚えても、「年のせいかな」「そのうち治るだろう」とつい様子を見てしまう方も多いかもしれません。しかし、関節の痛みが続く場合はできるだけ早めに専門医を受診することをおすすめします。特に関節リウマチは初期のうちに適切な治療を開始することで、その後の症状や関節のダメージを大きく抑えることが可能だからです。

放置するとどうなるのでしょうか

関節リウマチは発症から時間が経つほど関節への炎症が蓄積し、軟骨や骨が破壊されて変形につながる病気です。例えば、痛みを我慢して治療が遅れると、半年〜1年のうちに関節の破壊が進行し、指が曲がったまま戻らなくなってしまうなど、日常生活に支障をきたす変形が生じる恐れがあります。また、一度壊れてしまった関節は元には戻せず、手術が必要になるケースもあります。こうした状態になる前に、炎症をコントロールして関節を守ることが大切です。

早期発見・早期治療のメリット

関節リウマチには「早期治療が肝心」と言われます。症状が軽いうちに治療を始めれば、関節の破壊が起こる前に炎症を抑え込むことができ、将来的な関節の変形や障害を防ぐ可能性が高まります。近年は生物学的製剤やJAK阻害薬(ジャックそがいやく)といった効果の高い新しい治療薬が登場し、適切に用いることで症状をほとんど感じない寛解(かんかい)と呼ばれる状態を目指すことも可能になっています。ただし、これらの効果を十分に引き出すためには早期からの治療開始が重要です。実際に「発症後なるべく6ヶ月以内に治療を開始するのが望ましい」という指針もあり、専門医の間では早期治療の有効性が共通認識となっています。

「まだ大した痛みではないから…」と受診を先延ばしにせず、気になる症状があればお早めにご相談ください。もしリウマチでなかったとしても、それはそれで安心できますし、他の原因があれば適切な治療につなげることができます。早めの一歩が、将来の健康な関節を守ることにつながります。当院では早期診断・早期治療に力を入れておりますので、少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。

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