専門医・専門スタッフによる最新の治療体制
featuresリウマチ専門スタッフのライセンス
リウマチケアナースについて

リウマチケア看護師制度とは平成22年にリウマチ性疾患のケアに関する優れた看護師の育成を目的に日本リウマチ財団によって創設れた資格です。
当院にはリウマチ看護師が5名在籍しています。
疾患やお薬(免疫抑制剤や生物学的製剤など)についての知識の提供、感染予防や感染症に罹患した時のアドバイスをさせていただいております。
皆様のニーズに寄り添い、あなただけの治療プランを一緒に考えさせてください。
登録ソノグラファーについて

登録ソノグラファーとは、登録ソノグラファーとはリウマチ性疾患診療に有益な関節超音波検査に関する十分な学識と経験を有する医師・検査技師・看護師が登録されます。
当院では3名認定を受けております。
年間2500件を超える検査実績があり、学会発表、関節超音波検査の育成に伴う講師なども行っております。リウマチ性疾患では早期診断、早期治療を行うにあたり、軽度な炎症を見逃さず早期治療介入することで治療成果が上がるとされています。そのほか、鑑別診断や薬物療法の治療効果判定にも有用な検査です。そのため超音波検査が必要とされています。
リウマチ性疾患でお困りの患者様や、リウマチではないかと心配されている患者様には是非受けて頂きたいと思います。人体の影響もなく30分くらいで終わる検査ですので、お気軽にご相談ください。
骨粗鬆症マネージャーについて
骨粗鬆症マネージャー制度とは地域で骨折やフレイル予防に取り組み、健康寿命を延ばす役割を担うことを目的とした資格です。
個人ではなく地域での取り組みであるため資格は医師、看護師、薬剤師、理学療法士、放射線技師誰でも取得・活動することが出来ます。
当院で連携施設と協力して西埼玉OLS(骨粗鬆症リエゾンサービス)の会を立ち上げ、西埼玉全体の骨折予防に取り組んでいます。
骨粗鬆症マネージャーが対象としている方は高齢者に限らず、骨折を起こしやすい疾患の方や、治療の過程で骨折するリスクが高い方を対象としています。
高度医療機関・地域医療機関との密接な連携
確かな各専門病院、病床施設との連携

東京医科歯科大学医学部付属病院・歯科部附属病院医療連携会
専門クリニックのメリットは専門性が高いこと、しかし、病床がないために入院・加療が必要な状況下になった際は、近隣や大学と連携して患者さんをお願いしなければなりません。そして、疾患の特性から特殊な検査や合併症管理、副作用や疾患増悪に対するレスキューが必須です。このレスキューは一刻を争うこともあり、各専門病院、病床施設との連携が命綱とも言えるでしょう。
当院には院長を筆頭に9名のリウマチ専門医が交代で勤務し、いつでも専門医による対応を受けることができます。そして、必要ならご自身の在籍病院に引き取ってくださりスピード感を持って治療にあたり重症化を防ぐ役割も担っています。
地域のサポート施設との連携
近隣施設との連携の中には積極的な医療以外にも、通院困難になった患者さんの在宅診療への移行であったり、レスパイト入院であったり、訪問看護の導入なども含まれています。地域連携は疾患に対してだけではなく、患者さんの生活全般を支えるための協力体制を築いています。
そのために、地域主催の連携会や当院主催の連携会を通して広く交流し顔の見える連携を目指していました。現在、このCOVID-19の流行により様々な規制がかかる中においても連携施設との連絡や情報交換は今まで以上に行い、協力体制が崩れないように力を入れています。その目的は常に患者様の安全・安心です。

埼玉SpA Disease Awareness program
勉強会の積極的参加、開催
学会や勉強会へ積極的に参加しています
当院では最新治療の実践とリウマチ・膠原病治療の発展を目指し、学会や勉強会に積極的に参加し、発表を行っております。
リウマチ・膠原病治療の発展は日進月歩であり、学会・勉強会への参加は常に更新されていく最新の知見や動向を把握することに繋がります。また日々の診療から得た私たちの経験をクリニック内にとどめず外部に発表することで、RA治療の発展に寄与したいと考えております。

埼玉東部関節エコーセミナー

第74回埼玉リウマチ研究会

院内勉強会
過去の学会 発表歴
年 | 学会名 | 演題名 |
---|---|---|
2012 | 日本リウマチ学会 | 関節リウマチにおけるミゾリビンの有効性と腎機能に関する検討 |
2012 | 日本リウマチ学会 | Tocilizumab (TCZ) の短期的な有効性の検討 |
2013 | 日本リウマチ学会 | Tocilizumabの関節リウマチにおける臨床的検討 |
2013 | 日本リウマチ学会 | Tocilizumab (TCZ) における初回投与時の有効性と24週時のDAS28-ESRに与える影響の検討 |
2014 | 日本リウマチ学会 | Tocilizumabの関節リウマチにおける臨床的検討 |
2015 | 日本リウマチ学会 | 多施設共同による関節リウマチ(RA)患者のアンケート調査結果(1)―内服薬(DMARDs)投与患者と生物学的製剤(BIO)投与患者の比較― |
2015 | 日本リウマチ学会 | 多施設共同研究による関節リウマチ(RA)患者のアンケート調査結果(3)-治療費用と時間- |
2017 | 日本リウマチ学会 | 高齢発症関節リウマチによる激しい関節炎のため寝たきり状態を余儀なくされ、著しい身体機能低下を呈したが、初回治療より積極的な理学療法と生物学的製剤を導入し、深い寛解と日常生活自立に至った症例 |
2017 | 日本リウマチ学会 | 深い寛解は逆説的にT2T治療中断の誘因となり得る 〜リウマチ専門クリニックにおける通院中断症例の背景分析とその対策〜 |
2018 | 日本リウマチ学会 | セルトリズマブペゴル開始後,早期に肺クリプトコックス症を発症した関節リウマチの一例 |
2018 | 日本リウマチ学会 | 地域連携による関節リウマチの早期診断・早期治療介入の可能性 |
2018 | 日本リウマチ学会 | リウマチ・膠原病専門クリニックにおける他科受診紹介を通して見えてくる地域連携の必要性 |
2019 | 日本リウマチ学会 | 深い寛解のRA患者が治療を中断しない為にリウマチクリニックが出来ること~RA寛解の患者に対する意識調査からの検討~第2報 |
2019 | 日本臨床リウマチ学会 | 関節リウマチ臨床的寛解と思われた症例に関節破壊が進行し超音波検査で評価できた潜在的滑膜炎の一例 |
2019 | 日本臨床リウマチ学会 | 関節リウマチ由来の腱鞘滑膜炎による手根管症候群に対し超音波療法で手術回避に至った症例 |
2019 | 日本臨床リウマチ学会 | 多動的関節運動がRA滑膜炎に及ぼす影響~関節エコーを用いた解析 |
2019 | 日本リウマチ学会 | シンポジウム「リウマチ看護の工夫と実践」「リウマチ専門クリニックにおける地域医療連携の意義と看護師ネットワークの重要性」 |
2020 | 日本リウマチ学会 | 日本における関節リウマチ患者の電話相談に関する調査 |
2020 | 日本リウマチ学会 | 医師の触診で所見なく,自覚症状もない関節リウマチ患者の関節エコーによる血流シグナルの分布と血液検査値および患者背景の関連 |
2020 | 日本リウマチ学会 | 当院で企画された「おしゃべりサロン」の意義とアンケート結果から見えてくる患者のニーズ |
スタッフへの充実した教育的サポート

日々の診療業務がある中で演題の発表準備、最新の技術・知識獲得のための勉強会参加を継続して行うことは容易ではありません。そこで当院では時間の確保、費用の全額負担、人員体制の整備、勉強会の時間を業務としてカウントするなどスタッフが自己研鑽できるよう積極的に教育的なサポートを実施しています。
また院内においても月1回勉強会を開催することで、職種を超えた知識の共有を行っています。

また院内においても月1回勉強会を開催することで、職種を超えた知識の共有を行っています。
スタッフ1人1人が「常に患者さんに最善の治療を届けたい」という高い意識を持ち、日々自己研鑽に努めることで、当院では常に確かな技術と知識による最新治療を提供することを目指しております。