治療を中断したり、自己判断で薬を減らすとどうなりますか?
治療の中断や自己判断の減薬は非常に危険です。関節リウマチは治療を止めてしまうと再び炎症が活発化し、関節破壊や変形が進行するリスクがあります。
症状が落ち着いていても医師の指示なく薬を減らすべきではありません。一度悪化すると元の状態に戻すのが難しくなる可能性もあります。リウマチを無治療のまま放置すると、激しい痛みや関節の破壊が進み、手術が必要になるケースもあると報告されています。治療を自己中断すると、この無治療の状態と同じリスクを背負うことになります。また、せっかく寛解状態だったものが再燃すると、再度寛解に戻すまでに以前より強い薬が必要になったり副作用のリスクも高まります。経済的・心理的な理由で治療継続が難しい場合も、主治医に相談すれば薬の調整や公的支援の活用など解決策を考えてくれますので、勝手に中止せずまずは相談してください。