治療しても良くならない気がして不安です…
治療の効果を実感できず不安になるお気持ちはよく分かります。
関節リウマチの治療効果が出るまでには少し時間がかかることもありますし、場合によっては治療法の変更が必要なこともあります。しかし現在は使える薬がたくさんあり、効き目のある治療に必ずたどり着けますので諦めないでください。例えばメトトレキサートは効果発現に数週間~2ヶ月ほどかかりますし、生物学的製剤も投与後すぐに劇的改善というより数回投与してから効力を発揮するものがあります。
また、ある薬で効果不十分でも他の作用機序の薬に切り替えれば驚くほど良くなるケースもあります。大事なのは主治医と目標を共有し、定期的に病状評価(関節の腫れ・痛み、血液検査など)を行って治療を軌道修正することです。3~6ヶ月治療して明らかな改善がなければ、遠慮なく「次の手立て」を相談しましょう。医師も効果が出ていないと判断すれば、生物学的製剤の変更や併用療法など次のプランを提案してくれるはずです。
不安な気持ちは一人で抱え込まず、「良くなっていない気がする」という正直な感覚を伝えることが、より良い治療につながります。