あずまリウマチチャンネル
blog2週間続く関節痛で疑うリウマチ・膠原病
体に痛みが生じたとき、その症状は比較的わかりやすいものです。しかし、単なる一時的な痛みではなく、リウマチや膠原病のサインである可能性もあります。では、どのような症状に注意すべきでしょうか。
注意すべき症状のポイント
痛み以外の症状を伴う場合
- だるさや微熱が続く
- 全身の不調感がある
痛みの持続期間
2週間以上続く痛みは特に注意が必要です。痛みが一度消えて再び現れるという症状を繰り返している場合も同様です。
痛みがいつ頃から始まったのか、現在まで どれくらいの期間続いているのかを振り返ってみてください(途中で痛みがなくなった期間は除いて考えます)。2週間以上続く体の痛みは、何らかの疾患が隠れている可能性があり、決して軽視できない症状です。
関節リウマチの痛みの特徴
痛みの場所
- 関節およびその周囲に痛みが生じることが多い
- 初期症状として現れやすい部位:
- 手の指の関節
- 手首
- 足の指の関節
- 足首
関節の状態
- 痛みとともに動かしづらさを感じる
- 関節の腫れが見られる
- 患部に熱感や赤みを伴うことがある
痛みの性質
初期の段階
- 動かすときや力を入れるときに痛みが出現
- 痛みが出たり消えたりする
- 痛む場所が変わることがある
- 足の関節に症状がある場合、足の裏の痛みを伴うことが多い
症状が進行すると
- 何もしていなくてもジクジクとした痛みが持続
- 痛む場所が固定される傾向にある
膠原病の痛みの特徴
関節の痛み
- 関節に痛みは生じるが、関節リウマチほど腫れや熱感は目立たない
- 手指や手首、足の関節に加えて、肩や膝などの大きな関節も痛くなることがある
全身の痛み
膠原病では関節以外の部位にも特徴的な痛みが現れます:
- 体全体の痛み
- 二の腕や肩周りの痛み
- 太もも、ふくらはぎなど足全体の痛み
これらの痛みは関節とは直接関係のない部位に生じるのが特徴です。
受診のタイミング
以下のような症状が2週間以上続く場合は、早めの受診をおすすめします:
- 関節やその周囲の継続的な痛み
- 全身のだるさや微熱を伴う痛み
- 身動きがしづらいほどの痛み
- 痛みが出たり消えたりを繰り返す
早期発見・早期治療により、症状の改善や病気の進行抑制が期待できます。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。