
トップページ > リウマチの治療:東孝典の治療に対する取組み

リウマチについてのイメージは、治らない一生の病気で、痛いのを我慢する、関節が変形する、体が不自由になる、普段の生活ができなくなるなど、だと思います。しかし実は、関節が痛くなったときに、なるべく早く関節炎を正しく治療すると関節は変形しません。変形性関節症は痛くなると適切な治療方法がまだ残念ながらありませんので変形してしまいます。整形外科で見ていただいているヘバーデン結節、ブシャール結節などです。年のせいだよといわれるものですが、これも近い将来治療可能になるはずです。
関節リウマチは高齢者の女性、おばあちゃまの病気と思われがちですが 、若い女性に発症しやすい病気で、出産前に発症して妊娠中は症状が消えてしまい、気づきにくい面があります。実は30歳から50歳代の女性で、約2%の方が関節リウマチです。とてもたくさんの方が自分がリウマチと気づかずに不自由な生活をされています。関節リウマチとして治療を受けている患者さんは、わずか30%と報告されています。残りの70%の方はどこに行けばいいかわからないまま我慢して暮らしているのかもしれません。
自分の調子の悪さを病気と気づかずに、退職したりしてしまう方がたくさんいらっしゃいます。働き盛り、お母さんの病気なのに、わからない,気づいてもらえない、理解されない病気でもあるのです。
21世紀の今、有効な治療法が新しく開発され、最先端の治療を含め積極的に治療すると寛解、治癒の可能性が高いのです。私は新しい治療を積極的に取り入れながら、従来の治療法と最先端治療の融合、あるいは今までの治療法の再構築を試みています。
私がホームページ AZUMAYA'をアップした5年前では、リウマチ専門医のめざすべき目標は
とされていましたが、今ではこの2項目は、すでに実際的な最低限の目標になっています。10年前ではとても信じられないことです。当時、リウマチの患者さんの関節炎を寛解することはできない状況だったため、痛みにさらされ、関節が変形し、いずれ寝たきりになってしまう。そんなことが当たり前のこと、どうしようもないことと、誰もがあきらめていました。
しかし現在では、わたしは、リウマチを発症したばかりの方には自覚症状も検査の異常もない臨床的寛解状態をへて、治癒を治療のゴール設定にしています。
また何年もリウマチに罹患している方には臨床的寛解が目標です。疼痛の緩和と関節機能の向上を図り、少しでも生活が楽しく幸せに感じていただけるようにさまざまな工夫をしています。
日本では炎症性サイトカイン( TNF-α、 IL-6 )を特異的なターゲットとした生物学的製剤4製剤が登場し、かなりの確率で臨床的寛解に導入することが可能となりました。
私どもは、すでに150例以上の方に生物学的製剤使用し、高い治療成績と患者さんの満足度を高めるようにつとめています。また学会報告も毎年行い知識の向上に勤めています。生物学的製剤については治療効果、感染症などの合併症の管理リスク、コスト、患者さんの満足度と実感を大切に、よく話し合って、導入・維持・中止の判断を行っています。
生物学的製剤の著名な治療効果とともに、起こりうる合併症の肺炎、結核などに対しては支援病院、大学病院との協力体制をとり、安全性の確保と万一のときの対応ができるようにしています。
また、関節炎により活性化された白血球をターゲットとした白血球除去療法(LCAP)も活用し、生物学的製剤と併用する独自の治療戦略で、治療効果を挙げています。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/aplar2008/200809/507938.html
リウマチの専門医により、最も効果の期待される最新の治療法による高度なリウマチ治療を提供します。その一方で、マッサージ、鍼治療、温熱寒冷療法を用いた物理療法などを行います。水中運動も取り入れて生きたいと思います。
関節リウマチに関する病気のこと、生活のこと、心の問題、社会制度など、幅広く取り組みます
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